人は誰しも平等に年齢を重ね、細胞は老化して体の機能が衰えていく。 しかし、その速度をゆるやかにすることや、若々しさを取り戻すことは不可能ではない。
そのためには、何を食べ、どう体を動かし、どう休めばいい 橋本治氏は思いのままに文体を操る。 24色のクレヨンのようだ。 どんな時代のどんな人生でも描けてしまう。 創作がとても職人的な仕事なのだ。 人間という生き物に洞察と哀惜と諦念の混じった眼差(まなざ)しを注ぐ。 ◆長い歴史は「新しきを知る」姿を映す 「温故知新(故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る)」を最も雄弁なかたちで実現した本である。 なにしろ「故き」は人類の起源、「新しき」は二十一世紀なのだから。